むかしむかし、
時間の経過と共に機序も秩序も狂ってしまった世界を股に
侵襲行為を企てる義にあつい人がいて、
それが王ドロボウと呼ばれる人物なのだけれども
ピンガラとイダーが与する叡智の世界の裏側ならではの
世界の治し方を施すとてもおもしろい漫画で
今では錬金術と呼ばれがちな
そのアルケミズムの本質を突いた
美しく面白いお話からJIRAを廻そうと思う
「侵襲」とは、一つのコインの表裏のように
カドゥケウスの表と裏で起きる事だからこそ
わたしの終のテーマにもなってしまったのですが、
ピンガラとイダーの中心はスシュムナーと言って
二匹の蛇が根源を描く渦の中心に人の背骨が鎮座し
カルマから解き放たれようと動くので、
そういった創傷治癒に関する事をどう行うのかの過程の違いに過ぎず、
王ドロボウの場合は独創的なだけであって、
それもまた ヘルメス主義の一翼を担っているんでしょうね。
ルパンのような怪盗もまた 同じ杖を象徴に持つ者ですから・・
Al-Alidade
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